
ランニングやマラソンをされるランナーの方は、一度では「シンスプリント」という名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
ランニングなどの運動中に、下腿内側に位置する脛骨の1/3下方に鈍痛が発生する症状の総称を「シンスプリント」と言います。
そう、シンスプリントは、あくまでも足に鈍痛が発生する症状の総称であって、病名ではありません。
ランニングでシンスプリントを発症する割合
なんと、ランニングで発生する障害の13~20%を「シンスプリント」が占めていると言われています。
まさにランナーたちを悩ます悩みの種が「シンスプリント」です。
シンスプリントと新入部員との関係
シンスプリントは、特に新入部員になったときに、運動量が急激に多くなると発生する確率が高まります。
まだ筋肉量が未発達で、急に負荷がかかる練習を始めるため、シンスプリントを発症しやすいと言われています。
また、新入部員という立場もシンスプリントの症状を加速しているのかもしれません。
新入部員でスネが痛いから休ませてくださいとは、監督・先輩にはなかなか言えないものです。
さらに新入部員のときの練習の仕方で、同学年との差が大きくついてしまうのも一因でしょう。
シンスプリントが本当に怖いのは、きちんと治療をしないと、疲労骨折になる恐れがあることです。
シンスプリントの原理・原則をきちんと学んで、どのように対処したらよいのか理解しましょう。
シンスプリントの症状とは?
まずはシンスプリントがどのような症状を発生させるのか、見てみましょう。あなたがどの症状に当てはまるのか確認してみてくださいね。
・スネを押すと痛みが出る
・ランニングした時に骨がズキズキ痛くなる
・ふくらはぎが痛い
・ジャンプした時に痛みが出る
・鈍い鈍痛がある
このような症状が出た場合は、シンスプリントを疑った方が良いかもしれません。
シンスプリントにはその症状によって、軽度から重度までステップがあります。
シンスプリントのステップ
①:運動時だけに痛みが生じる
②:運動終了後に痛む
③:運動中、常に痛む
④:常に痛み、日常生活にも影響を及ぼす
シンスプリントは、一見骨が痛むように感じるため、レントゲンで撮って診察しますが、靭帯・骨膜などが炎症を起こしているのであって、骨には異常がないため、レントゲンでは分かりません。
これが、シンスプリントの診断が遅れる理由です。
脛骨の慢性的な痛みの原因とは?
脛骨とは、すねの内側の細長い骨のことを指します。脛骨が痛いから、すべてをシンスプリントとして疑うわけではありません。
脛骨が痛む原因は、3つあります。
脛骨が痛む原因
①脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)
②疲労骨折
③コンパートメント症候群
①脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)
脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)は、名前の通り、骨に異常があるのではなく、骨膜が炎症しているのです。
患部を指で押したりすると痛みます。
②疲労骨折
スポーツ活動中に、骨の同じところに何度もストレスがかかると、骨内部に微細な骨折が発生することがあります。
この状態で運動を続けると、大きな骨折につながるため、大変危険です。またシンスプリントが悪化して、疲労骨折になるケースもあるそうです。
③コンパートメント症候群
コンパートメント症候群を放っておきますと、細胞の壊死など重大な結果になってしまうことがあります。
何が原因になっているのか、どのように対処すべきなのか、きちんとお医者様に判断を仰ぎましょう。
シンスプリントになる人の特徴とは?
シンスプリントになりやすい、3つの身体的特徴が報告されています。
①偏平足の人
接地時にアーチの筋肉が落ちて、土踏まずがなくなる方です。
偏平足の方は足に負担がかかりやすくなっていますので、立ち作業をしたり、歩いたりすると疲れやすく感じることがあるかもしれません。
偏平足の方はかなりの確率でシンスプリントになりやすいと言えます。
②肥満体型
体重が重いと、足やひざに負担になります。
足のアーチは筋肉と靭帯でできています。
体重が重いと、歩くときに体重の3-6倍もの負担がかかり、アーチがなくなり、負担をかけることになります。
やはり肥満体型の人もシンスプリントになりやすい傾向があります。
③女性
女性はヒールなど足に負担をかける履物を履く機会がどうしても多くなります。
これは女性が男性よりも筋肉量が少ないことが原因です。
シンスプリントになる性別も圧倒的に女性が占めています。
特に女性でランニングをされる方はシンスプリントが増えている傾向があります。
なぜ偏平足の人はシンスプリントになりやすいのか?
偏平足とシンスプリントとは、特に関連性が深いと考えられています。
原因はいくつか提唱されていますが、もっとも有力な原因は、「筋群の牽引説」です。
それでは、筋群の牽引がどのようにシンスプリントへとなるのか、見ていきましょう。
接地前の筋群の動き
接地後の筋群の動き
アーチを支える筋組織の中に、後脛骨筋や長母趾・長趾屈筋があります。
アーチが接地後に過度に潰れると、距骨を支える筋群が牽引され、
牽引されたストレスによりシンプリントを発症するというものである。
したがって、シンプリントと偏平足は密接な関係があると言えます。
シンスプリントの原因の偏平足とは?
偏平足とは足にある3つのアーチが低下することを指します。
アーチは筋肉や靭帯でできているため、運動不足になるとアーチが低下していきます。
シンスプリントは、元々偏平足で運動不足になっている人がランニングを始めると起こりやすいと言われています。
このことからシンスプリントは新入部員病とも言われているそうです。
まずは、足の筋力をつけて、足元から鍛えることで、シンスプリントを防止できるということです。
シンスプリントの対応策とは?
あなたがインターネットで調べると、テーピングやマッサージ、湿布などの解決案を見ると思います。
まずはきちんと原因を理解し、対策を打つことが必要です。
上述の通り、アーチの低下が原因ですから
①ふくらはぎの筋群の強化
②インソールによる偏平足のサポート
③運動量の調整
などが有効です。
特に偏平足を持つ人には、インソールでサポートすることが有効と言われています。
また、これらで改善できない場合は、早くお医者様へ診察を受けることがベストです。
シンスプリントを防止するおすすめの商品
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